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展示会やセミナーのリードを“放置しない”ためのオンライン導線設計術

展示会やセミナーのリードを“放置しない”ためのオンライン導線設計術

せっかく獲得したリード、放置していませんか?

展示会やセミナーで収集した名刺・登録情報――。
熱量の高いリードであるにもかかわらず、「その後の接点設計が弱くてフェードアウト」してしまうケースは少なくありません。

実際、多くの企業がリードを集めるまでが目的化してしまい、肝心のナーチャリングや商談導線が整っていないまま時間が経過。
気づいたときには競合に取られていた…というのはよくある話です。

本記事では、オフラインで獲得したリードを確実に次のアクションへとつなげる「オンライン導線設計術」を具体的に解説します。

なぜ「展示会・セミナー後」の導線が重要なのか

  • ・展示会やセミナーの来場者は、すでに問題意識を持った“準ホットリード”
  • ・接触直後の温度感を活かすには48時間以内のアクションがカギ
  • ・放置すると記憶が薄れ、他社に比較・検討されて終わる

「対面した=信頼がある」状態を活かせるのは、ほんの数日の間だけ。
ここで次の接点を明確に設計しておくことが、成果を出す会社と出せない会社の分かれ道になります。

展示会・セミナー後にやるべきオンライン導線の全体像

以下は、展示会やセミナーで獲得したリードを育成・商談につなげるための基本フローです。

  1. ① フォローメールの自動送信(当日〜翌営業日)
    お礼+資料+次の導線を明確に
  2. ② 個別シナリオでのステップメール配信
    参加内容・興味軸ごとに分岐
  3. ③ LP・動画・事例ページへの誘導
    信頼・共感を高める“見せる”情報
  4. ④ 無料相談・デモ・体験の案内
    商談ハードルを下げるオファー
  5. ⑤ MAツール連携でスコアリング・営業通知
    行動データでホットリードを可視化

このように、展示会での出会いを「点」で終わらせず、「線」にして関係を継続・深化させる仕組みをオンライン上で整えておくことが重要です。

フォローメールとステップ設計のポイント

▶ フォローメール(当日〜翌営業日)は“温度が冷めないうちに”

展示会・セミナー後に送る1通目は、最も開封率・反応率が高い重要なタイミングです。
以下の要素を押さえたシンプルなメールが効果的です。

  • ・参加/訪問のお礼
  • ・配布資料 or Web限定ダウンロード資料
  • ・次のステップ:動画視聴、LP、相談予約など

このメールはなるべく営業色を抑え、“情報提供+感謝”をベースにすると離脱されにくくなります。

▶ ステップメール:興味軸・課題別に分岐させる

獲得したリードが「どの話題に関心を持っていたか」「どの資料を持ち帰ったか」などの情報をもとに、興味関心ごとのステップ配信を行うと効果的です。

  • ・製品別の導入事例紹介
  • ・業界別の課題と解決方法
  • ・導入までのプロセスやサポート体制

One to Manyではなく、One to Segmentで対応することが、エンゲージメント維持のカギです。

成功事例:展示会リードを活かしたナーチャリング導線

■ IT系ソリューション企業(BtoB)

展示会で獲得した約1,200件のリードに対し、初回メール+ステップ配信+事例LPを案内。
結果、40件以上の商談が創出され、最終的に月額サービス契約へ15件以上がクロージング。

■ 製造業向け設備販売会社

「展示会翌日すぐのお礼メール+動画リンク」が決め手になり、初回商談率が通常の2倍に
動画によって、担当者レベルでも社内で上司を説得しやすく、決裁までの期間も短縮。

■ 人材研修・BtoB教育サービス

セミナー参加者に対し、1週間に1通ずつ「業界別成功事例+チェックリスト」を配信。
最終メールで無料体験セッションに誘導し、CVR(申込率)は8.7%と高水準を記録。

よくある失敗パターンとその対策

  • × 一斉送信だけで終わる → 興味関心に応じた分岐設計を
  • × 商談を急ぎすぎる → 導線の中で「情報提供→相談」へ自然につなげる
  • × 時間が経ちすぎて送る → フォローは“翌営業日以内”が基本
  • × オファーが弱い → 無料体験・動画・チェックリストなどの価値訴求を

まとめ|人と仕組みの連携が“成果を逃さない鍵”

展示会やセミナーで得たリードは、放っておけば“ただの名刺”で終わります。
でも、オンライン導線を設計すれば、その1件1件を「確度の高い商談」へと育てることが可能です。

仕組み化と人のアプローチを組み合わせ、「出会いの質」を最大化する――
これが、リアル施策とデジタル施策をつなぐ“これからの営業活動”に求められる視点です。

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