ホームページ制作の分割払いやリース契約は注意が必要
製作会社や制作内容にもよりますが、一般的にホームページ制作には、初期にまとまった費用がかかるもの。なるべく初期投資を抑えてホームページを持ちたいとお考えの方には、分割払いやリース契約での支払いに対応しているホームページ制作会社が魅力的に感じる事もあると思います。
でも、ホームページの分割払いやリース契約の場合、契約内容をしっかり確認しないと、価値の無いホームページに何年もお金を払う羽目になってしまう事にもなりかねません。
当記事では、分割払い、リース契約でのホームページ制作に関する注意点について記載していきたいと思います。
ホームページを作る事が目的になっていませんか?
ホームページは、集客や売上げアップ等の成果を上げる事を目的として作成する方がほとんどだと思いますが、完成してからがスタートであり、運用こそが全てです。分割払いやリース契約の場合、初期費用の負担を抑えるための分割払いという側面が強く、ホームページを作る事が目的になってしまいがちです。
集客のために最も重要な継続的改善という視点が完全に抜け落ちているケースもあるので、ご注意下さい。
実際、更新費用や追加の作業費はどうなるのか?
「初期制作費用が48万円なので2万円ずつ分割払いの2年払い。ここに保守・メンテナンス費用(月5,000円)を加えた2万5千円が月々の費用となります。」例えば、こんな契約内容の場合、ページの変更や追加をしたいとなると当然、別料金となります。2年間、一切サイトの変更を行わなければ追加の費用はかかりませんが、そのようなサイトにユーザーが価値を感じるはずもありません。
ちなみに、保守・メンテ費用を高めに設定して、そこに一定の更新作業も含むという方式にしている製作会社は少ないようです。これは、なるべく月の負担額を低く見せるためだと思います。
更新・運用に分割払い以上の費用がかかる場合も
WEBサイトの運用に力を入れている企業であれば、月のサイト運用費用に2万円、3万円〜5万円程度かけている会社はざらにあります。リスティング広告の費用なども含めると、もっとですね。
お金をかければ良いという訳ではありませんが、競合サイトと同様にサイトのコンテンツ追加や改善に力を入れる場合、分割払いの費用+追加の制作費用が発生します。
WEB集客のためには「初期制作費用の分割払い」だけでは不十分で、継続的な改善のための更新・運用費用も必須であるという事は認識しておいて下さい。
料金を払い終えた後・・・
また、2年契約などで分割払いが完了した後のホームページの権利や、保守・メンテナンス費用がどうなるのかについてもしっかり確認しておく必要があります。
制作会社によっては、分割払い完了後の運用は自社で行って下さいと、アフターフォローを全く行わない会社もあるようです。こういった会社は元々のスタンスが作って終わりという感覚に近いです。
特にリース契約のホームページ制作サービスを行う会社は、責任をもって集客に取り組む姿勢が弱い会社が多いので、最初の契約時点で、集客についてのスタンスや、分割払いの完了後の対応についての詳細を確認するようにして下さい。
まとめ
リースや分割払いという方式が悪いという訳ではなく、「ホームページを作る事」に重点をおいてしまう傾向が強い事が問題です。リース契約や分割払いでホームページを作る場合、その点を意識して契約内容をチェックするようにして下さい。
ホームページは費用がかかりますが、それは営業ツールとしての成果を上げるための投資のはずです。作る事が目的になってしまっては、そもそも作成する意味もありません。
是非、目先の費用だけではなく、ホームページを持つ目的を明確にして制作会社や制作内容を検討するようにして下さい。