検索順位が上がらないのはオリジナル性の欠如?引用・流用には要注意です
SEO対策のために必死にコンテンツを追加、サイトの情報量は十分なはずなのに順位が上がらない。以前は上位表示できていたのに急に順位が下がった。そんな場合の原因でよくあるのは、キーワードの詰め込みによるスパム認定(マイナス評価)と、もう一つが引用・流用の多用による「オリジナル性の欠如」という問題です。
外部からの引用をしていなくても、自社サイト内でも起こりえる問題なので、是非知っておいて下さい。
目次
検索順位が求める価値のあるコンテンツには「オリジナル性」という条件がつく
価値のあるコンテンツというのは少し漠然として分かりにくいですが、要はユーザーが検索ワードに込めたニーズを満たす情報に的確に応えられる情報を持っているか?という事になります。
ただし、そこには必ず「オリジナル性」という条件がつきます。
どれだけ専門的で充実した情報だったとしても、コンテンツの大部分を他サイトからの引用や流用が占めているようでは、ほぼ検索エンジンからの評価がつく事はありません。
仮に評価されたとしても、あくまで一時的で、時間の問題で淘汰されてしまいます。
引用はページの10〜20%以内。必ずオリジナルの文章とセットで
引用が絶対ダメという訳ではありません。htmlでも引用のタグがあるぐらいですし、正しく、適量を取り入れる分には文章の信ぴょう性を増す事もできますし、ユーザーにとってのコンテンツ価値を高める事ができます。
意識するべきなのは、分量として引用箇所が「ページのごく一部」になるようにする事と、必ず引用に関してオリジナルの見解や補足などを入れて、ページ全体としてはオリジナルの記事。
引用はあくまでユーザーに分かりやすく情報を伝えるために使用しているという見え方にする事が重要です。
サイト内での流用(同一コンテンツ)もマイナス評価になるので要注意
一番やりがちなSEO評価の減点がコレ
引用・流用の問題は何も外部サイトからの事だけではありません。自社のサイト内で同一コンテンツ・文章が複数存在する場合も、同じコンテンツの使い回しをしている価値の無いサイトとして評価が下がってしまいます。
ヘッダー、サイドバー、フッター等の共通テンプレート部分は、SEO的にはそもそもあまり考慮されないので気にする必要はありません。
問題なのは別々のURLを持つページで、同一コンテンツが存在する場合です。
必ず読んで欲しい内容だからといって同一の情報を全ページに掲載してしまうのは危険です。文字量が少なければ良いのですが、文字量が多い状態のコンテンツはしっかり別ページに掲載して固有の情報とするべきです。
ブログは要注意
ブログの場合、詳細記事の文章が、カテゴリー月別アーカイブ、タグ等複数のページにダブって表示されてしまいます。これはブログの特性上仕方ない事なのですが、この場合もマイナス評価になるケースが多いため注意が必要です。
対策としてカテゴリーやタグページをno index(検索エンジンに収集させない)設定にあえてする事でマイナス評価を避けるというテクニックもあります。
当サイトの場合、ホームページとブログを完全に連動させる方式でWEBサイトを構築していますが、カテゴリーページが固有の情報になるように工夫する事で、流用コンテンツの問題を回避しています。