ブログのカテゴリーページは「no index」にするべきなのか?

ブログのSEOについて意見がわかれるのが、カテゴリーページを「no index」設定にすべきかどうか?という事です。なんでこんな議論が巻き起こるかと言うと、SEO対策において「重複ページ」がかなり厳しくマイナス評価扱いをうけるという事が原因です。実際に問題となるケースや、各サイト運営者の対応はどうなのでしょうか?
まずはよくある問題の2つのパターンを見て行きましょう。
目次
A:カテゴリーの記事一覧と、記事詳細の文章が重複するという問題
一般的なブログの場合、カテゴリー一覧に記事の概要が並び、「詳しく見る、続きを読む」などのリンクを経由して記事詳細を開くケースが多いと思います。設定によってはカテゴリー一覧に記事の全文が表示されるようなケースもありますね。
この場合、カテゴリー(記事一覧)に表示されているテキスト内容と、記事詳細のテキスト内容が重複する事になりますが、この重複がSEO上は良くないと考えられています。複数のページに同一の文章が表示される(流用コンテンツ)としてのマイナス評価をうけるリスクがあるという事ですね、
B:カテゴリーページの文字量不足
また、設定によっては、カテゴリーページでは本文の概要を表示せず、記事タイトル(リンク)+イメージ画像程度しか掲載しないというケースもあると思いますが、この場合はコンテンツの重複ではなく、テキスト量の少ない価値の薄いページという評価となり、検索エンジンからのマイナス評価に繋がってしまいます。
カテゴリーページの文字量不足は多くのサイトに見られますので、注意が必要です。
A、Bいずれかに該当する場合はno indexも一つの手
上記A、Bに該当し、改善が難しい場合は、カテゴリーを検索エンジンにindexさせる事がマイナス評価になっている可能性もありますし、マイナス評価を受けていなかったとしても、サイト全体の評価を上げられるようなページでは無いと言えますので、 no index設定にしてしまうのも有りだと思います。
no indexを設定することで、あえて検索エンジンに評価をさせないという対応ができます。実際、価値の低いページをno indexに設定する事で、サイトの平均点が上がり、検索エンジンの上位表示につながったというケースもあります。
本来、カテゴリーTOPのSEO評価は高いもの
この問題はブログ特有のもので、本来、「カテゴリーTOP」と「カテゴリーに紐づく多数の個別記事」という関係は
SEO対策上は理想的です。カテゴリーに紐づく記事全体のSEO評価が、親であるカテゴリーTOPの評価に反映される仕組みになっているため、コンテンツ重複や文字量不足の問題さえなければ、カテゴリーTOPはSEO評価がつきやすいページというのが実際のところです。
カテゴリーTOPのオリジナル性を高めてindexさせるのが理想
本来、SEO評価が高いはずのカテゴリーTOPを活かすためにも、安易にno index処理を行うのではなく、indexさせる方法を考える方べきだと思います。
僕のオススメは、カテゴリーTOPを記事詳細の内容とは被らないように、固有の情報を持つページにアレンジしてしまうという方法です。各カテゴリーの内容を固有にするのは少しWEBスキルが必要です。
全面的に固有に出来なくても、できる限りテキスト量を増やして、流用とみなされるテキスト部分の比率を下げる調整を行ってみてください。