引き算が重要!下がった検索順位を戻すためのサイト調整方法
検索順位が下がって、一向に順位が戻らない。WEB集客は死活問題なので、早急にリニューアルするべきなのかどうなのか迷っている。そんな切実なお悩みをお持ちの方は、是非2〜3分だけで良いのでお時間を頂いてコチラの記事を読んでみてください。
なお、当記事では、完全に順位が下がって上がらない状態になっているサイトの具体的な対策方法について記載していきますので、まずは先に原因の洗い出しをするという意味で「焦ると逆効果。検索順位が下がった時にまず確認すべき事とは?」の記事を読んで頂ければと思います。
目次
検索順位が落ちるのは過度なSEOが原因?引き算の考え方
以前まで上位表示できていたサイトの順位が急に落ちて、一向に回復しない。そんな状況のサイトは、過度なSEO対策が原因かもしれません。
順位の回復には、あえてページの情報を削ったり、部分的に検索エンジンをブロックしたりする等、「引き算」の考え方を取り入れる事も重要です。
重複コンテンツの見直し
削除、書き換え
サイト内に同じ内容のコンテンツ、情報が複数存在すると、流用の多いページとして検索エンジンからの評価が下がります。不必要な重複コンテンツが存在する場合は、重複が起こらないように文章の書き換え、もしくは削除を行って下さい。
no indexの活用
ブログのカテゴリーページや日付アーカイブ、タグアーカイブ等、構造上の問題で仕方なくページ内容が重複してしまう場合も、検索エンジンからはマイナス評価になるリスクがあります。
検索エンジンに認識させる必要性が低いページは 、Metaタグ内に「no index」を設定する事で、検索エンジンにページ情報を収集しなくて良いと伝える事ができます。
マイナス評価になるリスクのあるページについて、検索エンジンに評価自体させない設定にするという事ですね。
【記述例】該当ページのhead内に以下の内容を記述
<meta name=”robots” content=”noindex,nofollow” />
URLの正規化(統一)
canonicalタグの利用
no indexと似ているようで意味合いの違うのが、canonicalタグを使ったURLの正規化(統一)です。
・https://www.xxxx.jp/
・https://xxxx.jp/
・https://www.xxxx.jp/index.htm
・https://xxxx.jp/index.html
上記の4種類のURLは全て同一のページを参照するリンクですが、検索エンジンからは別々のページと認識され、ページの評価が分散してしまう事があります。
canonicalを使用することで、このページが正しいURLと検索エンジンに通知し、評価をつけるページを1本化する事ができます。
重複コンテンツが存在する場合も、この方法を使って評価をつけるページを1URLにまとめる事が可能です。
【記述例】該当ページのhead内に以下を記載
<link rel=”canonical” href=”xxxxxxxxxxx” />
流用コンテンツ・引用部分の見直し
外部サイトからの流用・引用の多用もよくありません。文章を多少アレンジしたとしても外部サイトと似た文章・情報構成が存在するとマイナス評価になるリスクがあります。
引用については、文章全体の一部程度であれば問題ありませんが、引用の量や比率が高いと問題です。
検索エンジンは質の高いオリジナル・コンテンツを求めています。検索エンジンから流用コンテンツ、引用が多いとみなされると、オリジナル性の低い価値の薄いホームページとして、一気に評価が下がってしまう事があるので注意が必要です。
発リンクの見直し
rel=nofollowの活用
外部サイトへの発リンクが多いと、検索エンジンからの評価が下がってしまうケースがあります。
これは元々、外部サイトへのリンクにサイトの評価の一部を分け与えるという働きがあったという事や、外部サイトへのリンクが多いサイトは誘導が目的でサイト自体の価値は低いと見なされてしまう事が原因です。
これは<a>タグ内にrel=nofollowを入れる事で回避できます。
特にサイトの顔となるTOPページに外部サイトへのリンクが多数あるのは問題ですので、nofollowタグの活用をオススメします。
【記述例】
<a href="リンク先URL" rel="nofollow">外部サイトの名称など</a>
テキスト情報の薄いページを見直し
検索エンジンはテキスト量の少ないページは価値の薄いページとみなします。
つまり、テキスト量の少ないページが多数存在すると価値の薄いページが多数存在するサイトとして、全体の評価まで下がってしまいます。
フォトギャラリーのページや用語集、Q&A、スタッフ紹介など、この問題が起こりやすいコーナーは色々ありますので、ご注意下さい。
このようなコンテンツは、構成を見直して根本的に作り変えるか、複数のページをまとめて充実した情報のページになるように統合するべきです。
SEOにはページ数が多いほうが有利ですが、価値の低いページの量産はマイナスでしかありません。
被リンク、サテライトサイトからの誘導を見直し
意図的な被リンクや、サテライトサイト(他サイトへの誘導だけを目的にしたサイト)は、やり過ぎるとマイナス評価になります。現状、被リンクには検索ロボットの流入を増やす効果はあっても、サイトの評価自体を上げる効果はありません。
この当たりはGoogleがハッキリと評価しないと宣言している施策ですので、心当たりのある方は見直しをオススメします。
人事を尽くして天命を待つ
これらの細かい調整をしっかりと行う事で順位が回復する事例が数多く報告されています。
必ず順位が回復するわけではありませんが、やれるだけの事をやって後は検索エンジンの再評価を待ちましょう。サイトの変更が検索エンジンに認識され、順位が更新されるまで多少時間もかかります。
Googleのガイドラインに則り、正しい取り組み方でユーザー視点の価値ある情報を提供できているホームページであれば、Googleに評価されないはずはありません。
どう取りくんで良いか分からず、切実にお悩みの方も多いと思いますが、このページが順位回復の参考になれば幸いです。