WordPress多言語サイトを構築する場合「WPML」を強くオススメする理由

コロナの影響でしばらくインバウンドの活気は薄れてしまいますが、それでも来日する外国人の対応や、海外との取引を拡大するため、多言語サイトの重要性が薄れることはありません。
最近では大手企業や団体でさえ、WordPressをベースにしたホームページを作成することが主流になっていますが、WordPressの多言語プラグインで最もオススメしたいのがWPMLです。
WPMLプラグインの何が優れているのかについて解説していきたいと思います。
目次
一番評価したいのはWPMLがSEOに強い点
僕が最もWPMLを評価したいのはSEOに強い点です。
多言語サイトを準備したとしても、海外の検索エンジンでまともに表示されず、肝心のアクセスがないのでは全く意味がありません。
日本語のサイトだけを準備し、言語を切り替えると、各言語に自動変換される翻訳ツールやサービスもありますが、これでは各言語のファイルが実際には存在しないため、各言語での検索エンジンのindexは、そもそもの認識がされにくいです。
また、こういった自動変換の翻訳はまだまだ制度が甘く、誤変換のリスクもあります。
その点WPMLは
日本語::サイトURL/concept/
英語:サイトURL/en/concept/
簡体中国語:サイトURL/zh-hans/concept/
繁体中国語:サイトURL/zh-hant/concept/
といったように、各言語でファイルが実存する形になるため、各言語で検索エンジンにindexされやすいURL構造になっています。
言語ごとに必要なページを切り分けできる
日本語サイトには、協会会員の案内は必要だけど、海外向けには不要だな・・。
逆に、海外向けにはこの案内は必要だけど、日本語版には不要だな・・。
こういった切り分けがWPMLなら簡単にできます。
記事を登録しなければ、存在する言語のページしか言語切替も表示されません。
実にシンプルです。
また、言語ごとにテンプレートを分けられるので、「運営にパワーのかかるコラムコーナーは日本語だけにして、海外版からはカットしよう」「外国語版は海外の人にうける写真を大きく表示して、レイアウトも海外の方が好むスタイルにしよう」等といった事が簡単にできます。
精度の高い自動翻訳ツールが利用できる
WPMLが提供する自動翻訳ツールは、Google翻訳などの翻訳ツールなどに比べて、一番精度が高いです。
有料ライセンスを購入すれば、毎月2000ワードの無料翻訳を利用できるので、多言語ページのニュース更新等にも活用できますね。
主流の翻訳プラグインなので、他のサービスとも連携しやすい
WMPLはWordPressの多言語プラグインの中で最も利用数が多く、評価の高いプラグインのため、拡張プラグインも多く登場しています。
WPMLと連携できる外部プラグインやサービス等も色々とあります。
翻訳の承認、翻訳会社への発注など、複数人でも翻訳の管理がしやすい
一人目の翻訳者が翻訳を登録して、二人目がWチェックをして承認→公開。
WPMLではこういった事が簡単にできます。
また、翻訳会社にアカウントを発行して直接翻訳を登録してもらう事も可能です。
翻訳会社を使う予算がない会社の場合、留学生や帰国子女等の個人にバイトで翻訳をしてもらって、英語がわかるサイト担当者がチェックして承認という流れをとっているところもあったりします。
いずれにしても、正しい翻訳にするためにはWチェックは重要ですね。
まとめ
WordPressの既存の多言語化プラグインであれば、WPML一択で迷う必要はないというのが個人的な意見です。
サイトの内容や運営スタイルによっては、異なるケースもあるかもしれませんが、しっかりとした翻訳を準備して、海外からのWEB集客を図る場合、WPMLが最も優れていると言えると思います。