個人や中小企業は勝てるの?SEOに重要なE-A-Tについて解説

2020.09.03

誤りだらけの医療系メディアが問題になりGoogleが評価基準の見直しを行うまでに至った「WELQ問題」を発端に「YMYL(Your Money Your Life)=お金や健康といった人生に大きく関わるテーマを扱うサイトはより厳密に評価される」という考え方が誕生しました。

 

その流れでSEOに重要な基準としてE-A-Tという用語が生まれたのですが、個人や中小企業にはなかなか難しい課題になっています。

 

今回はE-A-Tの解説に加え、個人や中小企業が、専門家やバックボーンの大きい大企業にWEBで勝つためにはどういう取り組みをすればよいか?という部分に広げて説明していきたいと思います。

 

目次

E-A-Tとは?

E-A-Tとは

E:Expertise(専門性)

A:Authoritativeness(権威性)

T:Trustworthiness(信頼性)

の略称になります。

 

Expertise(専門性)

これは以前からずっと一つのテーマに絞った専門性のあるサイトが評価されやすいという事ですね。

 

僕はセミナーなどで、専門性について説明する時以下のように話します。

「無数のメニューがあるレストランのラーメンがどれだけ美味しくても、ラーメン店のガイド本を作る時にはラーメン専門店のお店が載りますよね?それと同じことで、なんでも屋よりも専門店の方が評価されやすいのは現実の世界でも同じです。」

 

ここで一つだけ伝えておきたいのは、圧倒的な物量には専門店もかなわない事があるという事です。

急ですが「ワニ」についてWEBで調べる事を考えてみましょう。

 

「動物百科」という動物全般を広く紹介しているサイトと、「ワニ大全」というワニ専門サイトがあるとします。

 

専門サイトが強いというポイントだけだと上位に来るのは「ワニ大全」の方ですが、前者の「動物百科」が100種類どころではなく、世界に存在する何千万という数の動物を紹介しているサイトだった場合、「動物百科」のワニページの方が上位に来るケースがよくあります。

 

これは圧倒的なページ数で、サイト全体の評価が動物に関するテーマで突き抜けているため、ワニ単体で見ても専門サイトよりも評価が上になってしまうということですね。

 

楽天やAmazon、業者紹介のポータルサイト等が上に来てしまうのも、サイト全体のボリュームが大きく関係しています。

 

また、こういったサイトは以下の権威性、信頼性も少なからず影響している可能性が高いです。

 

Authoritativeness(権威性)

権威性は、個人の情報サイトよりも、医療機関や医師が発信する情報サイトの方が評価される。

個人の趣味ブログよりも専門機関や研究機関の情報サイトの方が評価される。

要は素人よりも権威のあるプロ、専門家の情報の方が評価されやすいという事です。

 

専門家やブランド力のある企業の方が権威性は示しやすいので、個人や中小企業にはなかなか厳しい指標ですよね。

どう戦っていけばよいかは、後ほど触れます。

 

Trustworthiness(信頼性)

サイトの信頼性は、ユーザーにとって信頼できる情報かどうか?という事です。

運営元はどこか?、誰が書いた文章か?、誰からどうやって集めた口コミか?といった情報の透明性もそうですし、セキュリティ面なども含め、安心してユーザーがサイトを利用できる、情報を参照できるという点が重要になります。

 

E-A-Tは個人には厳しいSEO指標!?

コンテンツ量では圧倒的な情報量のメディアやECサイトに勝てないから情報の深堀り、専門性で勝負だ!!というつもりで戦っていたら、権威や信頼性がないと評価されない・・・。

こうなると価値のあるコンテンツを提供できる無名の個人の評価がつきにくく、ますます戦いにくくなってしまいます。

 

個人の活躍が社会を回していく、「個人の時代」を歓迎している僕にとっては、権威が重視される流れはあまり歓迎できるものではありません。

 

Youtubeでも芸人というプロの質よりも、荒削りだけど、自由で身近な感覚で見れるYoutuberの動画の方がウケる事は多々あります。

あまり、変化の激しい時代に、権威ばかりを重視していると、本当にユーザーが求める生き生きとした情報からはズレていく、そんあ懸念も出てきます。

 

とはいえ、上記の2文は建前かもしれません。

 

僕は単純に、小が努力して大に勝つ。

そういうストーリーが好きなんです。

 

だからこそ、個人や中小企業が戦いにくいE-A-Tという指標において、どうやってサイトの評価を高めていけばよいのか?という点について、情報の出し惜しみなく解説していきたいと思います。

 

Expertise(専門性)でのサイト評価の高め方

一つのテーマに特化する

まずは、基本通り一つのテーマに特化してサイトを作成しましょう。

専門サイトが有利で、サイトの評価がつきやすいのは間違いありません。

 

キーワードのバリエーションを意識する

専門サイトでは、特定のキーワードだけに特化するのではなく、あくまでテーマに沿った上で関連するキーワードのバリエーションを意識してコンテンツを配置してください。

リフォームであれば、リフォームというキーワードを増やす事を考えるのではなく、水回り、キッチン、トイレ等の関連ワードをサイト全体に増やすという考え方をする事が大切です。

 

Authoritativeness(権威性)でのサイト評価の高め方

専門家はプロフィール、実績をしっかりと掲載しよう

まず、権威のある専門家の方の場合は、プロフィールや実績を最大限追加してください。

 

企業の場合はバックボーンを示すことが大切です

関連会社や支社・営業所などの規模感、従業員の人数や組織体制、どういう研究機関を持っているか、上場しているか、企業の歴史など、企業のバックボーンを示すことにつながる情報はしっかり掲載しましょう。

 

書籍出版や掲載メディア情報の掲載

書籍出版や掲載メディアの情報がある場合はしっかり記載してください。

画像だけではなく、テキストでも記載を入れることが大切です。

 

実績情報の掲載

企業としての実績や、施工実績、公演実績、イベント実績など、どんなものでも実績情報があればしっかり掲載しましょう。

 

権威のあるサイトから被リンクをもらう

被リンクについては権威のあるサイトから被リンクを集めないと評価に繋がりません。

これは少しハードルが高い事ですが、できる限り質の高いリンクを集める努力をしていきましょう。

 

Trustworthiness(信頼性)でのサイト評価の高め方

運営者情報を明示する

アフィリエイトサイトで、コピペはせずにしっかりした文章を書いていたとしても、運営元や書き手の個人名を出していない。○○運営事務局とだけ書いて、住所などは記載していないケースは沢山ありますが、これは少し厳しい評価になります。

運営元、代表者 or 運営責任者の名前、住所、問い合わせ先等をしっかり記載するようにしてください。

 

企業であれば会社概要に加え代表者プロフィール、個人であれば最大限の運営者情報+個人プロフィールを記載しましょう。

 

個人情報保護方針・サイトポリシーの記載

まず、個人情報保護方針はしっかり記載するようにしましょう。

また、サイトポリシーも作っておくほうが良いと思います。

これらは、そこまで難易度の高いページではありません。

 

クチコミやアンケート等の記載は注意

クチコミやアンケートはSEOを意識して配置されやすいコンテンツですが、いわゆるでっち上げのクチコミやアンケートは危険です。

誰からどのようにして取得したクチコミなのか?を明示する事も大切ですし、クチコミには提供者の情報をできる限りオープンに記載する方が信憑性が高まります。

アンケートについても同様で、誰を対象にどのようにして取得したアンケートなのか?を明示するようにしましょう。

 

キーワードの詰め込み、不自然な大量の被リンク等のスパム行為は信頼度を下げる

以前からスパム行為としてサイトの評価を下げると言われているキーワードの詰め込み、不自然な大量の被リンクはサイトの信頼度を損ないます。

このような行為は絶対に控えるようにしてください。

 

コピペや流用と引用は別物。引用の多様にも注意

コピペやコンテンツ流用も上記と同様スパム行為となります。

ですが、参照元をしっかりと示す引用はまた別物です。

<blockquote>など、正しい引用タグを使って記載すれば、しっかりコンテンツの一部としてみなされます。

 

引用はオリジナルの文章の裏付け、強化のために使用されるべきものであり、引用自体が目的になってしまってはいけません。

引用の多様はオリジナルコンテンツのないページとして評価されない結果になるため注意してください。

 

また、引用をする際はできる限り権威のあるサイトを参照するようにしましょう。

 

これから広がると予想されるPopularityという指標について

ここまで読んで頂き、「取り組むべきことはわかったけど、何だ、結局、専門家や大企業に有利なだけじゃないか・・」とガッカリされた方もいると思います。

 

ですが、上記の指標が全てであれば、ユーザーの求める検索結果を得るためのバランスが取れません。

バランスを取るために有効かつ、現実的な指標として注目したいのがPopularity(人気/ユーザーからの支持)という指標です。

 

これはSEO界隈で、広まっている考え方ではありませんが、検索エンジンの評価の動向を見ても非常に有力なポイントだと考えています。

 

では、Popularity(人気/ユーザーからの支持)という指標を高めるにはどういったポイントが有効なのでしょうか?

 

サイテーション(ネット上での言及)

まずは、ネット上での言及です。SNSや掲示板など様々なWEBメディアで話題にされているということですね。

サイト上に掲載するクチコミは、サイト運営者がコントロール可能ですが、サイト外でのクチコミは簡単にはコントロールできません。

「ネット上でサービスや商品についての多くの言及を集めている=ユーザーから支持されている」と考える事ができます。

 

SNSからの流入

こちらも一時期少し話題になった程度ですが、SNSからの流入が多いサイトの評価が上がりやすい傾向が出てきているという見方があります。

SNSでの話題は、いわゆるステマ的なものを打てばある程度広めることができますが、SNSからの流入は「リンクをクリックするというユーザー行動」を必要とするため、サイテーションから更に一歩先に踏み込んだ指標と考えることができます。

 

サイテーション、SNSからの流入を評価すれば評価されにくい「個人・中小企業」を救済できる

価値のある商品・サービスを提供する事ができて、しっかりしたホームページを作っているのに、「個人だから」、「歴史の浅い・規模の小さい会社だから」という理由で評価されない。

 

そんな事になっては、ユーザーの求める情報を正しく格付け表示するという検索エンジンの使命を果たすことができません。

 

ですが、サイテーション、SNSからの流入という指標をプラスすれば、E-A-Tで評価されにくい「個人・中小企業」を救済できると思いませんか?

 

ユーザーニーズのある検索結果を表示するという点において、Popularity(人気/ユーザーからの支持)という指標は、これからますます重要になってくるという考えはすごく自然な発想だと考えています。

 

 

滞在時間や平均ページ閲覧数も意識していこう

これは、今後、可能性があるという話です。

最近では、Google Analyticsなどのアクセス解析を導入していなくとも、外部からサイトのアクセス数や平均滞在時間を割り出す事ができるようになってきています。

アクセス解析において、ユーザーの満足度を示す数値としては「平均閲覧ページ数」「平均滞在時間」が挙げられます。

 

「平均閲覧ページ数」「平均滞在時間」を評価という事はつまり、サイトにアクセスした後のユーザーの動向、満足度を評価するということになるため、より正確にサイトの質を評価することに繋がります。

 

元々、「平均閲覧ページ数」「平均滞在時間」を伸ばすというのは、基本の取り組みではありますが、今後サイト評価の指標に加わってもおかしくない要素として頭に入れておいてください。

 

Popularity(人気/ユーザーからの支持)を高めれば権威のあるサイトからの自然リンクも集まる

なお、Popularity(人気/ユーザーからの支持)を高める事ができれば、ネット上で言及され、クチコミも増えます。

自然リンクも増えますし、人気が高まれば、Yahoo!ニュースを筆頭とする大手メディアに記事として取り上げられるチャンスも出てきます。

 

まとめ

E-A-Tはあくまで基本の取り組みです。

立場は違えど、できる限りの最大限の取り組みをしていきましょう。

現在、順位が高いサイトでもユーザーの満足度が低いサイトではこの先ずっと順位は維持できません。

 

これから先はサイトに来てもらうことだけでなく、来てもらったユーザーをおもてなしする事を意識していきましょう。

ユーザーに支持されるサイト、満足度が高いサイトを追求していくことが何より大切になります。

 

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